よくあるご質問


Q1:見えない・見えにくい人は、どのようにクライミングするのですか?

 見える人とペアになって、後ろから次の手や足を置くホールドへの方向や距離などを教えてもらいます。クライマーは、予め登攀前に概要を教えてもらっておき、登攀時は必要な箇所だけ指示してもらうのもよいでしょう。なお、方向や距離の指示をする人をナビと言います。また、その方向の出し方を時計の文字盤に見立てて行うことが多いです。

Q2:桃モンキーではクライミングのレッスンは受けられますか?

 基本的には自分たちだけで楽しむ方式のイベントで、レッスンはありません。そのため参加費も施設利用料のみです。しかし、もしクライミングジムのスタッフの方の手があいていれば、技術的なことを教えていただくこともできるでしょう。

Q3:どのような服装で参加すればいいですか?

 決まりはありませんので、ジャージなど運動のできるもので、汚れてもよいものであれば大丈夫です。もちろんクライミング用に開発されたウェアもありますので、興味があればクライミングジムのプロショップなどを覗いてみてください。

Q4:クライミングジムには着替えのできる場所はありますか?

 ほとんどのクライミングジムには更衣室があります。普通の服装で来ていただき、ジムの中で着替えることができます。

Q5:服は汚れますか?

 クライミングは手の滑り止めにチョークを使います。これが服に付いて白くなることがあります。種類にもよりますが、叩けばある程度落ちますし、洗濯すれば汚れが残ることもほとんどありません。

Q6:チョークとは何ですか?

 汗などで手が滑るのを防ぐため、登攀前や登攀時に手に付ける白い粉です。主成分は炭酸マグネシウムですが、効果を高めるために松脂を混ぜることがあります。しかし松脂は手やホールドに付くと、なかなか落ちません。クライミングジムによっては松脂入のチョークの使用を禁止しているところもありますので、初めて行くジムには確認をするとよいでしょう。ちなみに、松脂の含まれないチョークをロジンフリーといいます。

Q7:チョークはどのように使いますか?

 最も一般的なチョークは粉タイプで、これをチョークボールという布袋に入れて、それを腰から下げるチョークバッグの中に入れて使います。登攀時に片手を後ろにまわして、チョークボールを握ったり、チョークバッグの中でパタパタしたりして手掌や指に粉をつけます。なお、チョークボールを使わず粉を直接チョークバッグに入れる人もいますが、これは飛び散ったときの処理がたいへんなのでコンペのときなど特別な場合を覗いて避けるべきです。

Q8:液体チョークとは何ですか?

 粉タイプのチョークを液体で溶いたものです。登攀の最中には使えませんが、扱いが容易で効果も持続しますので、登攀前にファンデーションとして手掌や指に塗布しておきます。気化を早めるためアルコールが使われますが、肌荒れ体質の人向けのアルコールフリーのものもあります。

Q9:爪は伸びていても大丈夫ですか?

 深爪しない程度に短く切りそろえておくほうが安全です。登攀時には手も足も指先に力が加わりますので、短いほうが引っかかりも少なくて済みます。

Q10:腕時計や装身具は身に着けていても大丈夫ですか?

 特に金属製のアクセサリー類は、破損したり体を傷つけたりする恐れがあるので、極力外しましょう。

Q11:クライミングシューズは素足で履くのですか?

 かつては、足裏の感覚を重視するため素足で履くのが一般的でしたが、最近は衛生上の理由から、薄手の靴下を着用するほうが増えてきています。高温多湿の日本では、素足でクライミングシューズを履くと雑菌が繁殖し、凄まじい悪臭を放ちます。クライミング専用に、足裏感覚を犠牲にしない高性能ソックスが市販されるようになり、そちらがお勧めです。
イベントの様子
(C)2022 MomoMonkeys in Okayama, Japan.