岡山の視覚障がい者山の会
こまくさハイキングクラブ

視覚障がい者と晴眼者が一緒に
山登りを楽しむ登山クラブです

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第163回例会は六甲山の西端、須磨アルプスへ。神戸港を眺めながら、涼しい谷風が快適なルートですが、馬の背では通常のマンツーマンサポートは通用せず、前後からのフルサポートが必要でした。

最も大事なサポートは会話によるルート説明なので、『1メートル前方に段差30センチ』『右に曲がって登ります』『登りが30メートルで土の道です』『ここに根っこが出ているのでつまづき注意して』と登山中は喋り続けています。

全盲、又は視覚がほとんど無い状態での全身運動、下山後にもらったメールでは「筋肉痛が・・・」「こんな山歩きはできないと思っていました!感激!」「最後の馬の背も、周囲が見えないためかほとんど恐怖感なしだった!私が鈍いだけかもしれませんが…」と感想色々でしたが、私の方は見えているつもりで見えていない危険がまだまだあるなぁと反省。 周りの登山者に理解を得ながら、ロープを固定すべきだったなぁ。六甲の須磨アルプス、この山行の終わった瞬間はもう神経ボロボロで疲れ果てました。(山崎裕晶) 
    
  
  
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